ニューヨーククローズ
FXの取引において便宜上1日の終了とされる時間を「ニューヨーククローズ」(「NYクローズ」「NYC」)と呼びます。相対取引であるFXは24時間取引が行われており、厳密には終了時刻というのは存在しません。しかし、スワップポイントの計算など、一日の集計には便宜上の終了時刻が必要となります。そこで最も取引量の多い米ドルを基軸通貨としているニューヨーク市場が閉まる時間を世界共通の終了時刻として設定しています。日本時間では午前7時(サマータイム時は日本時間午前6時)がニューヨーククローズになります。
このニューヨーククローズ付近はFXにおいて重要な時間帯として有名です。スワップポイントはニューヨーククローズ時に払い出しが行われます。つまり、ニューヨーククローズの直前にポジションを持って、ニューヨーククローズ直後にポジションを閉じたとしてもスワップポイントを受け取ることができます。少ないリスクでスワップポイントを受け取ることができるので、スワップポイント狙いで取引をしたいという方は必ず意識しておいた方が良い時間帯です。
また、これらの理由からニューヨーククローズは取引が活発になる時間帯なので、レートも大きく動きやすいです。そのため、スワップポイント狙いではない方も注目して損のない時間帯だと言えます。