通貨ペアとメジャー通貨・マイナー通貨
通貨ペアとは
実際に取引する2つの通貨を通貨ペアと言います。「/」で2つの通貨を区切って「米ドル/日本円」のように「〇〇/△△」というように表され、左の通貨を「基軸通貨」、右の通貨を「決済通貨」と呼びます。例えば1ドル100円で購入し、1ドル110円で売るというような取引をしたい場合、米ドルを基軸通貨、日本円を決済通貨と呼びます。
メジャー通貨・マイナー通貨とは
通貨は2種に分類することができ、FX市場において取引量が多い通貨を「メジャー通貨」、取引量が少ない通貨を「マイナー通貨」と呼びます。メジャー通貨は、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、円(JPY)、ポンド(GBP)、豪ドル(AUD)、NZドル(NZD)、スイスフラン(CHF)、カナダドル(CAD)の8つの通貨を指し、それ以外はマイナー通貨に分類されます。
メジャー通貨の特徴
メジャー通貨同士の通貨ペアは流動性の高さが特徴で、値動きが安定します。急に大きく動くことは少なく、変動要因の情報量も多いので、初心者にも扱いやすい通貨と言えます。値動きの安定はその通貨の取引量によるので、特に取引量の多い米ドル、ユーロ、円は三大メジャー通貨と呼ばれています。メジャー通貨は現在のFX取引では主流とされています。
マイナー通貨の特徴
対してマイナー通貨は価格変動が大きいのが特徴です。急に上がったり下がったりするので動きを読むのは難しいのですが、上手いタイミングで売買ができれば、短期間で大きな利益を得ることも可能です。また、マイナー通貨の特徴として高金利であることも挙げられます。スワップポイントで利益を狙う場合はこういった高金利のマイナー通貨と日本円などの低金利の通貨を組み合わせて売買することが一般的です。
初めてFXに挑戦するならメジャー通貨、FXに慣れてきて短期間で大きく稼ぎたいときはマイナー通貨、スワップポイントで利益を得たいときは低金利のメジャー通貨と高金利のマイナー通貨を組み合わせるというのが良いでしょう。